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大分県職員が収賄で懲戒免職!逮捕された40代主査の年収を試算してみた

【2018.9.22追記】大分県自然保護推進室主査の恒賀(つねが)健太郎(41)容疑者が再逮捕されたことを受け、記事を更新しています。

【2019.1.25追記】10月11日収賄の罪で起訴されたものに対し、10月22日付けで、恒賀氏は懲戒免職処分となりました。12月18日の判決で懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決が決定しました。

大分県で収賄事件がありました。

こうした事件は以前から絶えないものの、どうも今年の公務員は汚職が目立つように感じますね。

最近だと文科省の官僚が息子を大学に裏口入学させたり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を巡って文部科学省の前国際統括が収賄容疑で逮捕されたりと、ニュースをにぎわせています。

今回はこの収賄事件にからめて、主査の役割、大分県職員の年収について紹介したいと思います。

公務員の給料については、公務員の給料まとめ!元公務員(給料担当)が徹底的に解説したぞ!にまとめました。これを読めば公務員の給料のだいたいのことが分かります!

大分県職員が収賄容疑で逮捕。なにがあったの?

手錠

大分県主査 収賄容疑で逮捕

08月30日 03時30分

大分県の主査が業務の委託に関して便宜を図った見返りなどとして、去年5月、鹿児島市の会社員の男から現金50万円の賄賂を受け取っていたとして、29日夜遅く、収賄の疑いで警察に逮捕されました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、大分県自然保護推進室の主査、恒賀健太郎容疑者(41)で、贈賄の疑いで鹿児島市の会社員、吉永佑一容疑者(37)も逮捕されています。

警察の調べによりますと、恒賀主査は、大分県自然保護推進室が発注したおおいたジオパークに関する業務の委託に関し便宜を図った見返りなどとして、去年5月中旬、吉永容疑者から現金50万円を受け取った収賄の疑いが持たれています。

警察は2人の認否については明らかにしていません。

警察は容疑を裏付けるため、30日午前中から恒賀主査が勤務していた大分県庁の自然保護推進室を捜索するとともに、引き続き逮捕した2人から事情を聞いて、業務委託の詳しいいきさつについて調べることにしています。

NHK NEWS WEB から引用
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180830/5070001767.html

分かりやすく言うと、

「おたくに発注するよ。でも見返りにお金ちょーだいね」

ということです。

公平性、信頼性が求められる公務員がこのような事件を起こしていては話になりませんね。

【2018.9.22追記】大分県主査、再逮捕される

2018年8月29日に逮捕されていた恒賀容疑者ですが、再逮捕されたとの情報が入ってきました。

大分合同新聞では、以下のような記事を掲載しています。

 日本ジオパーク再認定に関する県発注業務を巡る汚職事件で、県警は19日、収賄の疑いで大分市高崎、県自然保護推進室主査恒賀(つねが)健太郎(41)、贈賄の疑いで鹿児島市、地質調査会社社員吉永佑一(37)の両容疑者を再逮捕した。大分地検は同日、2人に50万円の賄賂の受け渡しがあったとして贈収賄容疑で逮捕した事件について処分保留とした。

 恒賀容疑者の再逮捕容疑は昨年5月下旬ごろ、同推進室が発注した調査業務委託の受注に関し、有利な取り計らいを受けたことや、将来も同様の計らいを受けたいとの趣旨だと知りながら現金数十万円を受け取った疑い。吉永容疑者は贈った疑い。

県警は2人の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、恒賀容疑者は吉永容疑者から複数回にわたって現金を受け取っており、計数百万円に上る可能性もあるという。賄賂の疑いが強まった授受について立件した。

大分合同新聞HPより抜粋https://this.kiji.is/415260410944128097

再逮捕の件について分かりやすく言うと?

はじめに掴んでいた収賄容疑(現金50万円)で逮捕した後、詳しく調べてみると他にも色々出てきたようです。

そこで、改めて逮捕して他の収賄容疑についても詳しく捜査していくことになったといったところでしょうか。

再逮捕とは?

再逮捕(さいたいほ)とは、既に逮捕され勾留状態にある人物を釈放直後、又は勾留しながら再び逮捕をすることです。刑事事件の捜査には期間が決められていますが、複雑な事件などはその期間だけでは捜査が間に合わない場合があります。

滅多に再逮捕されるようなことはありませんが、複雑な事件や否認事件などでは、捜査機関が期限に余裕を持って捜査を進めるために再逮捕という方法を取ってくることがあります。

刑事事件弁護士ナビより抜粋https://keiji-pro.com/columns/46/

実は容疑者の再逮捕はシナリオどおりだった?

これは完全な僕の推測になるのですが、警察は最初から50万円のやりとり以外にも収賄の事実を掴んでいたのではないでしょうか。

実は、1つの逮捕容疑で拘束・勾留できる期間は23日が上限となっています。そして、同一事件では逮捕・勾留できるのは1回限りと決まっています。そこで、この事件は叩けばホコリがわんさか出ると踏んでいた警察は、この23日では取り調べをすべて終えるには短すぎると考えたのでしょう。

最初から再逮捕する前提で1つ目の容疑で逮捕し、拘留期間ギリギリまで引っ張っておいてから、用意しておいた別の容疑で再逮捕すると。そういったテクニックを使ったのではないかと勝手に推測しています。

もしくは、逮捕後に両容疑者がどんどん自白をして、思わぬ余罪が出てきて捜査期間が足りなくなったか・・・。

いずれにせよ、今後の捜査の進展が気になるところですね。

【2019年1月25日追記】

10月11日収賄の罪で起訴され、10月22日付けで恒賀氏は懲戒免職処分となりました。また、12月18日大分地方裁判所で、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決が決定しました。

有賀貞博裁判長は、「業務委託を発注する権限を悪用し、受注業者が被告の意向に逆らいがたい立場にあることに乗じてわいろの提供を持ちかけていて悪質だ」と述べたとのことです。

ちなみに、賄賂を送ったとして贈賄の罪に問われている地質調査会社の社員、吉永佑一被告は、無罪を主張しているとのことです。

【追記終わり】

ところで、今回のジオパークとは一体どのようなものでしょうか?

いま話題になってるジオパークってなに?

ジオパークとは

ジオパークとは、火山の噴火やプレートの移動などの地球活動によってつくられた地形や地質(地質遺産)等について、その成り立ちなどの調査研究を行いながら、教育・学習活動やツーリズムなどに活用し、地域活性化につなげる取組を行っている地域のことです。

おおいたのジオパーク

大分県では、ジオパーク活動を支援しています。県内では、平成25年9月に「おおいた姫島ジオパーク」と「おおいた豊後大野ジオパーク」の2地域が日本ジオパークに認定されました。

大分県HPより抜粋
https://www.pref.oita.jp/site/oita-geonet/

ジオパークとは、地域活性化政策のひとつとも呼べる重要な自然公園のようですね。

業者も、受注すればイメージアップ間違いなしのこの事業をどうしても取りたかったのでしょう。

そして、どちらから話を持ちかけたのかは明らかにされていませんが、贈収賄の関係になってしまったということですね。

さて、今回の事件では50万円という金額を受け渡しされたようです。

しかし僕の感覚からすると、たった50万円で公務員の2億円以上の生涯年収を棒に振ってしまうのは割が合わないと思ってしまいます。(もちろんタダでもらえるなら喜んでもらうけどね!)

この主査はそれほどお金に困っていたのでしょうか?

大分県の給料はそれほど少ないのでしょうか?

それとも家庭の事情やギャンブル趣味でもあったのでしょうか?

個人の事情までは分かりませんが、年収についてなら試算することができます。以下では大分県の年収と主査の給料について調べていきたいと思います。

ところで主査ってなに?

なぜかわからないしゅさ、シュサと言われていますがそもそも主査って何なんでしょうか。

主査とは係長級スタッフのことです。ただ、係員を統括するよりも実務をこなす中核となる場合が多いポジションです。

そのため、今回の収賄事件でも事業担当の中心として直接業者とやりとりする機会があったことを利用し、収賄に行き着いたのだと考えられます。

2018.9.22追記 ⇨ この恒賀健太郎容疑者は、やはりこの案件の中核となる人物だったようで、業者を決定する権利を実質的に持っていたそうです。

通常公務員は3年で異動するところを、

公務員って何年で主査に昇進するの?

大分県のサイトにキャリアパスが示されていましたので掲載します。

大分県キャリアパス職員研修制度とキャリアパス – 大分県 から抜粋
https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2017352.pdf

これを見ると、主査は係長級に該当するので30代なかばからこのポジションにつくことが多いようですね。
今回逮捕された主査は41歳なので、このキャリアパスのとおり昇進していたと思われます。

ちなみに僕がいた県庁でも、おおむねこのくらいの年齢で主査になる人が多かったです。

気になる主査の給料、年収は?

お金
大分県の41歳主査の月給は約36万円

それでは大分県の主査の年収はいったいいくらなのでしょうか?

主査の年収というズバリの資料は無かったため、以下の2つの資料から推計してみました。

大分県 年齢別 平均給料月額

大分県給料表別級別平均給与月額大分県 職員の給与等に関する報告及び勧告 から抜粋
https://www.pref.oita.jp/soshiki/11200/kenshokuinnokyuyotou.html

主査は給料表でいうと3級から4級(困難な業務を行う主査の職務)になるのですが、この主査は41歳なので主査の中でも上の立場にいると仮定して、4級で計算します。

なお、3級には(主査又は主任の職務)となっており、下の役所である主任も含まれるので給料平均は少なくなります。

平均給与月額というところが、毎月もらえる額面の金額です。

このふたつの表の平均値を使うと

大分県の40歳ほどの主査の月給は、約36万円

ということがわかりました。

40代の大分県職員の年収は?

続いて年収を見ていきたいと思います。

年収は単純に月給を12倍したものに加え、ボーナスを加算します。
すると以下のようになります。

毎月の給料 432万円(36万円×12ヶ月)
ボーナス 162万円(4.4ヶ月分)
年収
594万円

※ボーナス4.4ヶ月(H29年度の大分県支給実績)
※ボーナスは(基本給+地域手当)×支給月数で算出

今回試算してみて分かったのは、年収600万円ということでした。皆さんはこの数字を見てどう思いましたか?

僕は「なんだ、割と多いじゃん!」と思いました。

贈収賄に手を染めるくらいなので、さぞかし大変な暮らしをしているのかと思いきやそんなことはなかったですね。

しかし今回の試算によって、いい基準を知ることができました。

大分県は大都市というわけではありませんし、全国的に見てこのようなモデルケースの年収は多いと思われます。

そして41歳という子育て真っ最中な年齢の年収・・・気になる人は多いかと思います。

公務員を目指していたり、公務員との結婚を考えている人にとって、こうした具体的な事例は参考になるのではないでしょうか。

大分県の41歳主査の年収まとめ

・月給約36万円
・ボーナス約162万円
・年収約594万円

大分県の収賄事件をきっかけにして、大分県職員の主査の年収を明らかにしてみました。

正直なところ、約600万円も給料があるのになぜ50万円ほどの賄賂を受け取ったのかギモンでなりません。

眼の前にお金があると目がくらんでしまうものなのでしょうか。それとも軽いお小遣い稼ぎとでも思っていたのでしょうか。

いずれにしても、収賄は許されるものではありません。今後の調査の進展に期待します。

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にゃもにゃも@元公務員ブロガー

理系大学から独学で地方の県職員(行政職)になったけれど、仕事をする中で夢を見つけたため転職した猫が大好きすぎる元公務員「にゃも」です!
現在は上京し、夢のクリエイティブ業界で世界中の人に知られる映画タイトルの3DCGを作ったりしてバリバリ働いています!
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