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アフリカ豚コレラの侵入を防げ!これ以上コレラが蔓延したらヤバい

岐阜県で発症が確認された豚コレラ。

実はこの病気は26年前に熊本で確認されて以降、ずっと発症したという記録がない病気でした。

豚コレラはこれまでにも国内発症がありましたが、実は似たような名前のウイルスであるアフリカ豚コレラが世界中で急激に広まっており、すぐ隣の中国まで迫ってきているのをご存知ですか?

今回は、身近ではないけれど、世界で急激に拡大しているウイルスについて紹介したいと思います。

岐阜県で豚コレラ発症。いったいなにがあったの?

岐阜県で豚コレラ発症。いったいなにがあったの?

ざっくり分かりやすく言うと

2018年9月9日

豚コレラという、人には感染しないけど豚やイノシシが感染して死んでしまう病気が岐阜県の養豚場で発生し、約80頭の豚が死亡。

岐阜県職員らが残る610頭の豚を殺処分し、事態は沈静化。

ここまでが第一報。

2018年9月11日

しかしその後、豚コレラと判明する前に死亡していた約80頭の豚の死骸を混ぜた堆肥を、市内にある「JAぎふ堆肥センター」に搬入していたことが判明。

県によると、ウイルスは堆肥にする過程で死滅しているとの見立て。

そしてここまでが続報です。

2019年2月現在、近隣の県に拡大し猛威を振るっています。

豚コレラだけでも大変な状況なのに、アフリカ豚コレラまで蔓延したら本当に日本の養豚業界は大打撃を受けます。

豚コレラっていったいどんな病気なの?

豚コレラっていったいどんな病気なの?豚コレラは、豚やイノシシが感染する病気で、強い伝染力と高い致死率が特徴の病気です。しかし人間には感染しませんのでひとまずは安心です。

日本では家畜伝染病予防法という法律で、家畜伝染病に指定されています。

家畜伝染病に指定されると、その病気にかかった家畜や、それと似たような症状が出ている家畜がいる場合、行政に届け出なければいけません。

そして、と殺(殺処分すること)することが義務づけられているのです。

そして豚コレラはこれまでに国内でも発症したことがあり、26年ぶりの確認となります。

岐阜の養豚場で豚コレラ 国内26年ぶり、輸出停止

岐阜県は9日、岐阜市の養豚場で死んだ豚を検査し、豚コレラのウイルスが検出されたと発表した。国内での感染確認は1992年以来、26年ぶり。豚やイノシシ特有の病気で人には感染せず、感染した豚の肉を食べても影響はない。場内の他の豚の殺処分を進める。農林水産省は豚肉の輸出を停止した。

豚コレラ

豚コレラのウイルス感染が確認された養豚場で、ショベルカーを使って防疫作業を進める関係者(9日午前8時28分、岐阜市)=共同

豚コレラはアジアを中心に発生しているが、国内での発生は熊本県で92年に5頭への感染が確認されて以来。農水省のホームページによると、国内では2007年に「清浄化」を達成したとされる。今回の感染ルートは分かっておらず、県が調べる。野生のイノシシや飼料が原因の可能性があるという。

引用:日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35153250Z00C18A9I00000/

アフリカ豚コレラは人間に感染するの?

アフリカ豚コレラは人間に感染するの?豚コレラと似たような名前で別の病気があります。それがアフリカ豚コレラという病気です。

これはアフリカ豚コレラウイルスが豚やイノシシに感染する伝染病で、致死率の高い病気です。

ただし安心してください。豚コレラと同様、人間には感染しません。

この病気はダニが媒介することや、感染した豚やイノシシと接触することにより感染が拡大します。そして、アフリカ豚コレラには有効なワクチンや治療法はありません。

そのため、もし発生すると畜産業界への影響が甚大になることから、法律によって「家畜伝染病」に指定されています。

家畜伝染病に指定されているところは、「豚コレラ」と同様ですね。

そのため「アフリカ豚コレラ」にかかると、その病気にかかった家畜や、それと似たような症状が出ている家畜がいる場合、行政に届け出なければいけません。そして、と殺(殺処分すること)することが義務づけられています

アフリカ豚コレラの発生状況は?

アフリカ豚コレラの発生状況は?農林水産省HPより抜粋 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html

画像をご覧いただくとお分かりいただけますが、ロシアで2007年に確認されて以来、ヨーロッパで広く感染が拡大しています。

アフリカでは常在的に存在している病気のアフリカ豚コレラですが、それ以外の地域ではごく最近広まってきている病気といえます。

そしてこの病気は日本では発症したことがない病気です。

初めはまだ日本には来ていないんだな~と思って安心していたのですが、調べていくと恐るべき事実が明らかになってきました。

2018年8月には中国で初めてアフリカ豚コレラの感染を確認!

2018年8月には中国で初めてアフリカ豚コレラの感染を確認!農林水産省HPより抜粋 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html

なんと、岐阜県の豚コレラが発症した事件のわずか1ヶ月前、中国で別種の「アフリカ豚コレラ」の初感染が確認されたのです。

農林水産省も、日本では未発症のこの病気には、とても警戒しているところです。

そのため今回の岐阜県の豚の急死では「アフリカ豚コレラ」かどうかが注目されていたそうですが、検査の結果「アフリカ豚コレラ」ではなかったことが明らかになっています。

今後は中国からの「アフリカ豚コレラ」感染を防ぐことが重要

今後は中国からの「アフリカ豚コレラ」感染を防ぐことが重要2007年のロシアでの感染確認以降、中国では「アフリカ豚コレラ」は発症していませんでした。

しかしついに2018年8月に中国で初めての感染が確認されてしまいました。つまり、ウイルスはどんどん日本へと近づいてきているということです。

今回の岐阜県の「豚コレラ」については感染経路については明らかにされていませんが、ウイルスは豚から直接感染する以外にも、飼料や人、モノ、輸送機器などによるウイルスの持ち込みの可能性が考えられます。

検疫検査を徹底して、感染経路を無くすことが重要でしょう。

今回の豚コレラとは少し違いますが、私たちも検疫を受ける場所がありますよね。

そう、空港での検疫検査です。実は海外から帰国する際、空港や港で、はじめに私たちは検疫所の検疫官と接しています。

普段なら、検疫って面倒だな~とか、よくわからないけどなんとなく過ごしてきた。という方も多いのではないでしょうか。

しかし今回のように、海外では発生している病気を国内に持ち込ませないようにすることは、とても重要なものだと実感できますよね。

そんな検疫官は国家公務員の仕事のひとつです。日本を守るために、日夜頑張ってくれていて頼もしい限りです。

養豚業者への影響は?

養豚業者への影響は?現在、日本は豚コレラウイルス感染国になってしまいました。そのため海外への豚肉の輸出は緊急停止されている状態です。

政府によると早くてもう3ヶ月は洗浄国(感染がないことが確認された国)ここになるために時間がかかると発表しています。

その間豚肉業者が影響を免れることはできません。

国内から完全にウイルスが除去されて洗浄国となれるいいのですが・・・

今後どうなる?

今後どうなる?隣国の中国で「アフリカ豚コレラ」が蔓延しつつある状況を見ると、決して油断はできないといえます。

日本に「アフリカ豚コレラウイルス」が持ち込まれないように検疫を強化しないと、岐阜県の「豚コレラ」の案件が沈静化したとしても、新たな問題が発生することになるでしょう。

そうなれば、日本の養豚業者が大打撃を受ける可能性も出てきます。

税関などでの水際検査を徹底することで、国内に「アフリカ豚コレラ」が侵入してこないことを祈るばかりです。

参考文献  農林水産省HP  http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html